全豪2019 錦織ファイナルタイブレーク5-8のチャレンジについて

昨日の全豪では、2セットダウンから錦織が逆転勝利を収めました。

錦織カレノブスタの勝敗を分けたポイントはファイナルセットタイブレークでの5-8場面といっても過言ではないでしょう。

 

 

カレノブスタ戦 タイブレ―ク5-8場面の詳細

 

錦織がチャンスボールを決めにかかると同時に、ひとつ前のボールについて線審が【アウト】とミスジャッジをコールしました。

そのアウトコールの次の錦織のショットは明らかに決まり、当然そのボールについてはカレノブスタも拾えません。

しかしながら「前のボールの時点でアウトコールされており、既にそのポイントについては終わっているのではないか。そしてそのコールについてチャレンジが成功したのだからポイントはやり直しになるでしょう。」というのがカレノブスタの言い分です。

結果、「ポイントのやり直しは認められず錦織のポイントである。ミスジャッジのコールは錦織がチャンスボールを打った直後にされたものであり、このコールの有無によりカレノブスタは最後のボールを100%拾える事はなかった。」という判断を主審は下しました。

結果的にこの騒動により集中力が途切れたカレノブスタは失速し、錦織が勝利しました。

 

チャレンジシステムについて

チャレンジシステムのルール

  • 審判の直前の判定に異議を申し立てられる
  • 権利は1セットに3回まで
  • タイブレークに入ると1回追加で可能
  • セット間の持越しは不可

アウトのボールがインでポイントやり直しのケース

審判のアウトというコールに対し以下のケースはポイントのやり直しになります。

  • ラリー中のミスコールによりポイントが止まってしまった場合
  • 明らかにそのコールのせいで選手が足を止めてしまった場合

アウトボールがインで直接ポイントに繋がるケース

審判のアウトというコールに対し以下のケースは対象側にポイントが加算されます。

  • フォルトコールされたサーブがノータッチだった場合
  • インになったボールが明らかに相手が触れられない場合

 

カレノブスタ戦でのケースでは?

まず錦織が最後に放ったボールが重要になります。

(再生直後すぐ5-8場面です)

 

最後に放った錦織のボールは明らかに、カレノブスタの逆を突いています。またショットの方向も正反対のためコールが最後のショット自体には影響ない事がわかります。

その上で、問題のコールのタイミングですが錦織がボールを放つと同時に(厳密に言うと打球後0.25秒)コールされています。

つまり、今回のケースだとチャレンジが成功しようがしまいが錦織のポイントになるのです。

  • 成功→錦織最後のショットでポイント
  • 失敗→線審のアウトコールが正しく錦織のポイント

 

もし、線審が錦織がボールを打つよりも早くコールしていれば、ポイントのやり直しが認められていたかもしれません。

または錦織がボールを打つのをやめてしまい、確実にポイントのやり直しになっていたかもしれません。

それくらい本件はレアで処理が難しいケースだったと言えます。

総評

  • 5-8場面は錦織のポイント
  • 主審の判断は間違っていなかった
  • コールのタイミングが重要

最後の態度についてはカレノブスタも謝罪をしています。もしかしたらリプレイを見て主審が合っていたことを認識したのかもしれません。

最後まで集中力を切らさず勝ち抜いた錦織を賞賛するのはもちろんですが、同じように頑張ったカレノブスタも賞賛してあげたいです。

重要な所で気の毒なことになってしまったカレノブスタ選手の分も、錦織選手には是非ともジョコビッチ戦頑張ってもらいたいですね。

 

 

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