【ヘッド】テニスラケットの選び方とポイント!初級者から競技者まで外せないポイントを徹底紹介!

人気のあるテニスメーカーのひとつであるヘッド

ジョコビッチシャラポワといったビッグネームが数多く使用しているメーカー。

国内的にはまだまだといったところですが、世界No.2のシェアを持っています。

ヘッドのラケットを手にしたい方向けに、ベストなヘッドのラケットの選び方とポイントを紹介していきます。

後半では各ラケットメーカーの比較情報を紹介している記事へのリンクを張っているので、そちらも合わせてご覧ください。

ヘッド:メーカーの特徴

主要シリーズ:5機種

ラジカル・プレステージ・インスティンクトと言った歴史のあるシリーズと、エクストリーム・スピードといった比較的新しいシリーズの5機種で構成。

他メーカーよりもシリーズ間を跨いだ移行がし易く、現行のラケットに不満を持ってもヘッド内のラインアップで解消しやすい特徴があります。

また新たにGravityシリーズの参入が噂されており、6機種展開になりそうです。

【ヘッド】グラビティMP 2019をインプレ!薄いのに飛ぶ新感覚ラケット!?

主力機種:薄ラケット

ヘッドは競技者志向のモデルに強く、ワインレッドがモチーフのプレステージという薄ラケで絶大な支持を獲得。

最近ではメーカー内のシリーズごとの住み分けを明確にするために中厚気味のラウンド形状に変わってしまったラジカルも昔は薄ラケでした。

ジョコビッチが使用するスピードもリリーズ当時はMPは20mm、プロは18.5mmとかなり薄めでしたが、現在のスピードは23mmと中厚気味になっています。

トッププロ使用率:第3位

2019年全仏OP参加選手使用率、第3位のヘッド。

男子27名、女子14名の計41名。(1位ウィルソン 95名)

ヘッド:ラケットの特徴

明確なラインナップ

主要ラインナップが5シリーズあるヘッドですが、それぞれに明確なコンセプトがあり使用感が被らないというのが大きな特徴。

まっすぐ飛ばしたいのか・回転を掛けたいのか、弾いて欲しいのか・ホールドして欲しいのかを自分なりにはっきり出来るとラケット選びがスムーズに行えます。

ここまで等間隔に綺麗な住み分けが出来ているのはヘッドだけです。

安心感のある打球感

全体的にヘッドのラケットは、心地よいマットな打球感が特徴。

特に主力製品である薄ラケ人気には確実に作用しています。

ガシっと掴む打球感ですが、インパクト後の失速感が少ないのも大きなメリットになります。

丸型グリップと扁平グリップ

ヘッドのラケットには丸型扁平の2種類のグリップ形状が準備されています。

3世代前(6年位前)までのモデルはこの扁平形状が際立ちすぎ、ラケットは良いけどグリップの形が嫌という声が多数ありました。

1世代前まで扁平だったラジカルも2019年の最新モデルより丸型起用になりました。

ヘッドのラケットは、扁平か丸型か選ぶカスタマイズが出来ます。

ヘッド:こんな方に!

堅実なプレーを目指す競技志向の方

自分の好みを忠実にラケットに求めることが出来ます。そのため変なミスを抑制することが出来るので、堅実にテニスをしたいという方に特に好まれます。

バボラの中厚シリーズやウイルソンのクラッシュのように、使っていて面白いと感じられるほど特性は尖っていません。

その分ラケットの完成度は非常に高く、癖がない分ラケットとしては申し分のない使いやすさと言えます。

カチッとした打球感が好きな方

打球感が特に良いという口コミを集めているメーカーは主にウイルソンとヘッドが上げられます。

ちなみに世界のラケットシェア率の1.2位をそれぞれが独占しています。

ウイルソンの打感はラケットのしなりが生み出す柔らかい打球感が特徴で、ヘッドはカチっとしていて湿った打感を感じられます。

両社とも新たな市場を取るために違うタイプのラケットの開発に励んでいますが、売れ筋のシリーズは打球感が良いという特徴を兼ね備えています。

ヘッド:ラインナップ

プレステージ シリーズ

ヘッドのフラッグシップモデルで最も競技者向きなプレステージ

フラットドライブ系の球筋を使う人に特に好まれる傾向にあります。

フレームのみで315g~320gするモデルが主となるシリーズですが、「S」や「ツアー」といった重量を抑えて飛びを良くしたモデルも出されています。

プレステージの実際の使用感について詳しく知りたい方は下記記事をどうぞ。

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ラジカル シリーズ

ヘッドの中でプロアマ問わず親しみがあるのがラジカル

過去のラジカルと違い、現在のラジカルはヘッド内で最もフレックスが硬い立ち位置です。

中厚よりもやや薄いフレームに硬さを加えているので、厚い当たりでプレステージよりもスピンを掛けたいという方が好みます。

意外とボールが飛ぶので敷居もそこまで高くありません。

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スピード シリーズ

ジョコビッチのヘッド契約と共に誕生したスピードシリーズ。

フラットビームの形状で、ラケット自体がしなるのが特徴。

フレームの厚みはラジカルに似ていますが、ラジカルよりもフレームが柔らく好まれやすい打球感です。

柔らかい分勝手に飛んでくれないので自分からある程度スイング出来る方が好むシリーズです。

【ヘッド】スピードMP2018をインプレ! グラフィン360配合でマットな打感と反発性向上!?

インスティンクト シリーズ

ベルディヒやシャラポワの使用で人気が出たインスティンクト

中厚ラケットなのにフレームが柔らかいのが特徴で、フラットドライブ系の方が好むフレームです。

スピードがもう少し飛んでほしいという方はインスティンクトを選ぶといいです。

300gのMPを基準に徐々に軽いモデルを試打し、振れる重さのモデルを見つけましょう。

【ヘッド】ラジカルMP 2013をインプレ!

エクストリーム シリーズ

ガスケが使用するスピン系シリーズのエクストリーム。

バボラのピュアドライブのように、ラケットの反発性能でボールを飛ばしスイングでしっかりスピンを掛ける打ち方をする方が好みます。

ラジカルと性格が似ていますが、エクストリームの方がより回転を掛けて弾道をコントロールしやすいです。

最新作は弾く打感よりもマイルドでしなるフィーリングが強め。

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8 COMMENTS

優一

今HEADのスピードmpのズベレフモデルを使っていて、次に買い換える時にグラビティmpかラジカルmpかスピードmpかの3つで悩んでいるのですが細かい違いとかありますか?
3つ買って打ってみればいいのですが高校1年でお金がなくて…試打が出来ればいいのになぁ……

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ぺんてぃ

3種とも全然違いますね!
前作に対して何か感想はお持ちですか??

弾き+硬さが強いラジカル
弾き+柔らかさが強いスピード
しなり+柔らかさが強いグラビティ
って感じなので、前作モデルと近いものを選びたければグラビティが無難だと思います。
尚MPかツアーで検討した方が良いのは、MPは学生が使うのに295gはやや軽めなので、競技レベルが高いのであれば305gのツアーの方が良いような気もします!

試打できる環境整備を僕も進めていきたいです。現在は中古ラケットワールドで、1週間500円で宅急便で貸し出ししてたと思うので、そちらで借りると利用出来ると思います!

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優一

ありがとうございます。
ちなみに、3種類の中だとどのラケットがフラットとスピンのストロークがうちやすいですか?
またスピードとスピードxは、違う所はありますか?

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ぺんてぃ

どれも打ちやすいですよ、あとは自分がイメージする軌道と球離れで決めてもらえればとおもいます。動画もあげますね

スピード2種に関してはないです!が、若干Xの方が球が乗る気もしました!

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ノール

いまスピードMP360を愛用してるんですけど、スピードMP360の飛び具合とスピンのかかり具合で丁度いいと感じてる場合はグラビィティTourよりもMPの方がしっくりきそうですか?
あと、全然関係ないですけどこのページのインスティンクトのリンク先がラジカル2013になっちゃってます、、、

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ぺんてぃ

バグ報告ありがとうございます、修正します!

飛びが違うというより、軌道が変わってくるので、よりフラット系でカチコミたいならツアー。スピンもかけてしこりたいならMPがいいと思います!

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ノール

なるほど、結局は今後自分がこのラケットでどういうテニススタイルを目指すかってことですね!
参考になります!

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優一

HEADの各ラケットにあったプレースタイルを教えてください。高校生にあったHEADのラケットもお願いします。
後、元グリをレザーに変えた時のメリットデメリットを教えてください

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