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今更聞けない?テニス用ポリエステルガットの特徴とは!?

ポリがいい?ナイロンがいい?けどやっぱり高価なナチュラルが一番??

初心者はもちろん、技術がある程度伸びてきて上達速度が落ち着いてきた上級者の方までが頭を抱える問題のひとつ

結局どの材質がいいのか、その材質の中でどのガットがわかりやすいかについてはっきり記載されている記事がないために、要らない出費・練習時間を費やしてしまっている事実もあるでしょう

本記事ではポリエステルストリングの特徴に着目し、メリット・デメリットについて記載した上で、ポリの特性を表しているガットについてまとめてみました!

【要約】ポリエステルガットの特徴

  • 硬い材質で面剛性を高めやすい
  • 最もスピンを掛けやすい材質
  • テンション維持が最も悪い

ぺんてぃ

いろんな使用感のポリが出ているけれど、

ポリを使うならスピンの良さ・硬さを活かすべき!

ただ硬さから来るケガと、緩みには注意しましょう

ポリの原点は硬さにあり!

ポリ原点は耐久性だけのカタブツ

ガッチリした硬さとギシギシ感が全面に出た第一世代ポリエステル

ナイロンじゃ切れて切れてたまらんと言う方が苦肉の策で、使い始めたのがポリエステルです

第一世代の代表ガットはプロハリケーンやスーパースマッシュ等があげられます

プロハリケーンの前身であるポリビートはガチガチすぎて今のポリとは全く異なります…

 硬さの緩和を実現した第2世代

※今も人気のアルパワーは第2世代

ガチガチすぎてとても使えないという不満の中から、独特のホールド感と柔らかさが売りのアルパワーが登場

クエルテンの使用+四大大会制覇も合わさり、ポリ人気が高まり始めます

第2世代のストリングは現環境の中では比較的硬めに位置するガットがほとんどでですが、柔らかいポリの走りになった世代です

面剛性の関係性が重要!

第4世代のテンション維持に優れたガットの登場以降、特に大きな変化は有りません

ただ柔らかいポリが台頭しすぎたせいもあり、柔らかいポリ=正義という価値観が根付きつつあります

しかしながらポリはインパクトの強さがメリットなので、考えなしに柔らかいガットを選ぶのは非常にもったいないです

ポリはテンションを落としても、他材質よりもインパクト時の剛性を高めることが出来るため高いコントロール性を得ることが出来ます

ポリは最もスピンが掛かる

他材質を寄せ付けない圧倒的スピン

出典:photo AC

ダメージのないポリのスピン性能は、他材質を寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスを持っています

ナイロンよりも33%、ナチュラルよりも11%程度高くなることがわかっています

スピン性能を求めるのであれば、ポリの選択は間違いないのです

スナップバックが最重要

ポリのスピン性能が高い理由はスナップバック性能の高さが関係しています

回転を掛ける際にはボールがガットに引っ掛かってスピンが掛かっているというより、ガットの動き・戻りによってボールに回転が掛けられて飛ばされます

古くなったポリはこのスナップバック効果が機能しづらくなり、ボールがこぼれるようなインパクトを経験するでしょう

多角形ポリはフィーリングに影響

多角形ポリはスピン性能自体には直接的な影響をほとんど与えません

多角形ガットの機能としては角にあたる部分が角同士やボールと接触することで、楕円・丸型形状のガットには感じられない打感を得られたり打球角度を上げたり下げたりする効果があります

ジョリっという音がするとスピンがたくさん掛かっている感覚が得られるので、好きな方は多いと思います

テンション維持は最悪のポリ

ポリトップクラスはナイロンの並以下

出典:楽天市場

わかりやすいメリットも多い分、致命的なテンション維持の悪さと言うデメリットも持つポリ

TW-collegeのデータを整理してみると、テンション維持が良いとされているポリも全材質を含めたランキングだと、平均以下の位置から軒並みランクインしていきます

ナイロン標準レベル>ポリトップクラスという図式がわかります

柔らかい材質ほど緩みやすい

ガットが伸びるという表現が一般的ですが、伸びるのではなく緩むが正確な表現

また緩む=スナップバック機能が落ちるという解釈がスポーツ工学における見方です

スピンは縦にズレた縦糸戻るときに掛かることがわかっています

ポリは少ない力でガットをずらすことが出来ますが、ガットが元の位置に戻るためにはコシがないと戻ってきません

パスパスした打感のポリを中心に、柔らかいガットが無くなりやすいので緩みを早く感じるようになります

3週間に1度は張替える覚悟を

テンション維持が良いポリを~なんて選び方をしても全ガットの平均以下の性能しかありません

そこそこのレベルまでは求めるのはさておき、ポリガットを1か月以上使い続けるためにテンション維持性能を求めるのは非常にナンセンス

ポリを使ってスピンを掛けたい!硬いのは嫌だから柔らかいのを張ろう!なんて思った日には特に張替え周期を短くしないと、知らず知らずパフォーマンスを落とすことに繋がります

もちろん上手なストリンガーさんに張ってもらえば長持ちはすると思いますが、それでも3週間程度が性能維持の限界だと考えられます

ポリの特徴を感じられる具体例

硬さとテンション維持が特徴

発売当初は緩まない!すごい!とちやほやされたルキシロン4G

しかし半年くらい経つとテンション維持よりも”硬くて嫌い”という評価が増え、徐々にフェードアウトしていったポリ

ぐちゃっとした喰いつき感を感じられない方は、鈍い・硬いという感想を持つ傾向

簡単ではありませんが、個人的には結構好きなポリエステル

適度な硬さと優れたスピン性能

ぶにょぶにょしすぎず、硬すぎずのちょうどいい柔らかさのナダル愛用ポリストリング

スナップバックが優れたガットで、インパクトが強ければ強いほどしっかりボールを喰いつかせてスピンを掛けて行けます

硬いフレームのラケットに合わせると、バランスよく仕事をしてくれる印象

柔らかいけどすぐ緩むポリ

柔らかいポリ教えて!と言われたら真っ先に候補に挙げるポリツアープロ

張りたて15分は最高ですが、そこから一気に緩んでボヨンボヨンな打感に変化し安定します

ポリツアープロユーザーはこの緩んだ打感が好き!という方が多いです

派生モデルも複数あり、個人的にはポリツアーファイアが一番好き

維持性能・スピン最高!但し色は除く…

ポリガットの総合性能のトップクラスのハイパーG

パスパス系ストリングの最上位に位置し、スピン性能・テンション維持共に最高ランク

ただ濃いめの蛍光緑色はラケットを選ぶのでデザイン面で要注意

ポリに似た他材質ガットはない!

ぺんてぃ

ポリに似たナイロン?ハイブリッドで探す?

どちらにしてもポリ単の代替案が思いつきません

ハイブリッドも別物として考えましょう!

ポリのグチャっとした打感・高いスピン性能を、ナイロンでもハイブリットでも再現出来ないかといろいろ試行錯誤しましたが結論から言うと不可能でした

そのためポリの性能に魅力を感じたけれど、違う材質で代用したいという案は難しいと知っておきましょう

ポリの感覚が好きならば、ポリの種類の中で完結できると望ましいです

ただプロの使用率から考察するに、ポリ単体の使用がアマチュアにおけるベストとも限りません

材質の違い・ゲージの違い・テンションの違い、試行錯誤して試す可能性を模索していきましょう

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