運動潜在能力を把握しテニスが上達??エクササイズ遺伝子検査キットをまとめてみた!

自分ってなんだか上達が遅いんだよなぁ。

速いボールが打てないから、守備的なテニスしか出来ない。

このような悩みを持っている方は意外と多いはず!

上達のためにはただ練習量をこなすのでなく、自分の適性を知ったうえで効率よく鍛えていく必要があります。

本記事では自分の基礎能力を知るのに役立つ、運動遺伝子検査キットについてまとめてみました。

エクササイズ遺伝子検査キット??

端的にいうと、運動に関する遺伝子項目を3種類調べることを目的とした検査キットです。

具体的には、ACTN3遺伝子(筋線維の質・割合)、ACE遺伝子(血液供給力)、PPARGCIA遺伝子(ミトコンドリアの増加量)の3項目を検査することで、どういった運動種目に適しているのかを調べることが出来ます。

またテニス競技に関して言えば、出た結果を元に自分のプレースタイルの再考や各自に適したトレーニングを決めていくことが可能になります。

筋線維(速筋と遅筋)

私たちは骨格筋と呼ばれる種類の筋肉を持ち、骨格筋によって体を動かすことが出来ています。この骨格筋を細分化した際に速筋と遅筋の2種類の筋肉に分けることが出来ます。

速筋は収縮スピードが速く、瞬時に大きな力を発揮することができますが、収縮を保ちにくく疲れやすいという特徴があります。20歳前後から速筋の萎縮が起こるといわれており、衰えるのがはやい筋肉です。

一方の遅筋は収縮スピードが遅く、瞬時に大きな力を発揮することはできませんが、繰り返し収縮しても疲れにくく、長い時間にわたって同じ程度の力を発揮し続けることができます。年をとっても衰えにくい筋肉です。

この速筋と遅筋の割合を調べるためにACTN3遺伝子を検査します。テニスはR/X型が好まれ、速筋と遅筋のバランスが良い状態が好まれます。

血液供給量(栄養運搬)

身体は筋肉を使って動きますが、筋肉はエネルギーがないと活動出来ません。筋肉が使うエネルギーを生成するためには、体内の物質を燃焼する能力が重要です。この能力には血液供給量が関係します。

血液供給量が多ければ多いほど、筋肉には豊富なエネルギーが届けられます。

瞬間的に血液を送る能力が得意であれば瞬発力が求められる動作への適性が、逆に継続して血液を送る能力に優れていれば持久力がある動作に強いことがわかります。

この血液運搬能力をACE遺伝子を用いて測定します。

ミトコンドリア量(エネルギー生成)

ミトコンドリアは、酸素を使ってATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーのもとをつくってます。持久力のある競技・選手ほどこのミトコンドリアを体内に多く保持しています。

持久力の指標として最大酸素摂取量があります。具体的には1分間でどのくらい酸素が吸えるかといったものです。

吸った酸素はミトコンドリアによってエネルギーに変えられるため、ミトコンドリア量が多いほどエネルギー効率が良くなります。

空気の割合の21%が酸素にあたりますが、その21%の酸素をすべてエネルギーに変えられていません。吐く息の空気には16%ほどの酸素が含まれているため、実質元々の5%分しか使うことが出来ていないのです。

そのため自分の酸素消費の効率を知る意味でも、上げる意味でもミトコンドリア量を把握することが重要です。

具体的な検査方法

検査キット申し込み

検査を行うにあたり申し込みが必要です。

午前9時までの申し込みで即日発送になります。申し込みから最短で翌日、遅くても翌々日に届きます。

申し込みはこちらから行うとスムーズ。送料は無料

口内粘膜を採取

届く検査キットに綿棒が付属されています。この綿棒を使って優しく口の中を擦り、軟膜を採取します。

その後検査に使った綿棒を専用のプラスチックケースに入れて完了。

検査自体は5分もあれば終わります。

申込書記入・郵送

申込書には住所等の記入と同意書への記入があります。

記入自体は5分で終わるボリュームなので書き終えたらポストに投函でOK!

約2週間ほどで検査結果が届きます。意外とあっという間。

検査結果到着

レポートは下記項目について記載。

  • 遺伝子結果早見
  • 筋線維の割合
  • 血管拡張・収縮データ
  • ミトコンドリア量
  • サポートガイド
  • アスリートとのデータ比較
  • 持久力UP方法
  • ミトコンドリア量UP方法
  • プロテインの種類と特徴

測定結果だけがペラっと送られるのではなく、他の方との比較や自分の型に合わせてのサポートも付属されます。

測定結果だけわかっても利用しづらいので、付属のサポートガイドは非常に嬉しい特典。

デメリットとしては、検査費用がやや高いという点。詳細なデータを付けてくれるので必要経費かなと思えますが、ぜいたくを言うならばもう少し安ければいいのにと感じます。

しかしながら遺伝子データを測定しているわけなので、若かろうが歳を取ろうが大きく結果は変わりません。そう考えると自己理解のためにも話のタネにもいいのかなと思います。

さらに詳細を知りたい方は、こちらより公式HPへどうぞ!

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